こんにちは!
カウンセラーの 田中 里美 です!
発達心理学シリーズ①〜③ は、いかがだったでしょうか?
こちらはまた‥続編を書こうと、ネタ温め中(笑)
今回は久しぶりに、「私の子育て・エッセイ」を書こうかなと思います☆
皆さまは、10連休いかがお過ごしでしたか?
我が家は、水族館に行っただけで、あとは家でゆっくりしていました。どこも混むし‥子どもたちも大きくなり、昔ほど家族の外出を喜ばないのです。
長男(中2)は、家族より、友達と遊ぶ方が良いらしく‥ 連休中も、殆ど友達と一緒に過ごしていました。
次男(小5)も、ギャングエイジになり‥徒党を組んで遊びます!少しずつ「親離れ」を感じます。
庭でのバーベキューにだけは、家族皆で、楽しく行いましたが、こんな風に‥家族で過ごす休日が、段々と貴重になっていくのだろうなと思います。
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長男(中2)は、面白いグッズを、身につけるのが好きです。
最近のお気に入りは「根性 気合い No.1」と背中にデカデカと書いてあるTシャツ と「なんとかなる」と書いてあるキャップ(帽子)です。笑
身長170センチ、声変わりもし、すっかり中学生男子になった長男。反抗期真っ最中です。
口答えしたり、言うことをきかなくなってきました。
でも、このTシャツを着て、鏡見て、気合い入れている様子は「まだまだ可愛いな〜」と、感じます(笑)
世界の中心が、「家族→友達」になったことは、少し寂しくもありますが、とても嬉しいことでもあります。
ここから‥彼の世界が、どんどん広がっていくのだと思うのです。
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中学生時代って、もしかしたら一番「多感」な時期かもしれないです。
私は中学生の頃、どんなことを考えていたかな‥と、思い出してみました。
*小学生の頃は、親の言う通りに従っていたことが、「いや、私はこうしたい!」と、自分の意思を持ち、親に従いたくなくなった。
親の心配や干渉が嫌で‥うるさいなぁと思う。
でもやっぱり、親には歯向かえないし‥結局は、家でも学校でも「良い子の殻」を脱ぎ捨てられずいたわたし(^^;;
*でも、家族より友達といたい!「友達が世界の全て」であるような感覚で、友達と上手くいっていれば天国! 友達と上手くいかないと‥この世の終わりレベルの悲しさだった。
*「大人になったら、何でも自分でやらなきゃならないということ」に気づき始め、不安がいっぱいで「大人になりたくない!」と、思っていた。
私は、自分に自信がない子だったように思う。
でも‥そんな自分でも、どんな未来が待っているのかなと、ひそかに‥未来に希望も持っていたかな‥
・・・ぽろぽろと、こんな風に思い出された、中学生時代の「わたしの心」
まだ「自分」を、持っているようで、持っていない。足元がふわふわと‥不安定で、これから訪れる「高校受験」が、人生初めての‥大きな大きな壁だった。
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そんな‥足元が不安定だった、中学生時代。
成績は、理数系どん底でしたが、国語と英語が得意科目で、5教科の平均は、どうにか‥中レベルをキープしていました (^^;;
運動神経は最悪だけど、家庭科・美術・音楽 は、得意な方で、小さい子どもが大好き!
なんとなく‥自分の適性には「保育士」が向いているかなと、将来の夢が、ぼんやりと、見えつつあったような、まだまだ‥先はわからないけど、「保育専門学校」が付属の、高校を受験しました。
まだはっきりと決めたわけじゃない‥なんとなく‥ 私に合ってる?という夢なだけで、私なんかに出来るかわかんない。
私の進路‥これでいいのかなぁ?
そんなある日のこと‥
「出来るか出来ないか ではなく、
やるかやらないか 」が大切だ!
ある雑誌に書いてあったこの言葉が、
当時、不安だらけだった私に、勇気をくれました。
そっか‥何事も、やってみないと‥わからない。
やってみたら‥出来る可能性がある
やってみないと‥出来ない可能性しかない
結果より「やってみること」に、価値がある!
とりあえず、やってみよう!
とてもシンプルなこの言葉は、当時の私の心に届きました。
それから‥月日は流れ、私は夢を叶えて保育士になり、結婚するまでの9年間、保育士として勤めました。これは、自分に自信がなかった私の‥「大きな自信」になりました!
保育士は、自分にとって「天職」であったと、今でも思っている‥大好きな仕事でした。
あの時「やってみて」良かったです!
☆☆☆
中学2年の、長男の夢は「調理師」だそうです。
夢は、たくさん持っていいし、変わってもいいと思います。
親としての願いは‥心も身体も健康でいてほしい!
そして、自分の好きなことを見つけ、自分で選んだ道に進んでほしいな‥これに尽きます。
親離れは、正直少し‥寂しさもありますが、もう、子どもを信じて「手」は、離しました。
だんだんと「目」も離して行こうと思っています。
「心」だけは、一生離すことはないのですから‥
だから、きっと‥大丈夫!!
「出来るか出来ないか ではなく、
やるかやらないか 」が大切だ!
この言葉を、長男にも伝えようかなと、調べてみたところ‥
これは「読み人知らず」で、
誰が言った言葉かわからないけれど‥誰しも一度は、聞いたことがある言葉 だそうです。
何かに迷ったら‥ぜひ、思い出してみて下さい☆
でも‥ カウンセラーとしての私は、この言葉の注釈に付け加えたいことがあります。
「やる」か「やらない」かは、
選ぶのが、あなた自身なら良いということです。
とことん悩み‥葛藤して、自分で選んだ答えなら「やらない」ことにも、価値があるのではないでしょうか?
カウンセリングは「葛藤」の場です。
答えは‥クライエント様の中にあります。
大切なのは「十分に悩み切ること!」で、自分で選んだ選択肢には「意志」という翼が生えています。
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私は、長男のお気に入り帽子に書いてある「なんとかなる」も、大好きです☆ 笑
私は、あの言葉を長男に伝えるのをやめました。私は私、長男は長男だから‥ 彼も自分で、これから何か見つけるかもしれません。
多感な‥中学生時代 難しいお年頃だけど、
長男らしく‥ 「なんとかなる」って、歩んで行ってほしいです。
あ‥これも「読み人知らず」ですね☆ 笑
☆田中 里美☆