空色のこころ

心理カウンセラーの田中里美です☆よろしくお願いします

どっちでもいい新学期!〜CO勉強会からの学び〜

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こんにちは!

カウンセラーの 田中 里美 です。

 

新学期です!

我が家の子どもたちも学校が始まりました。

長男(13歳)は、中学校へ‥

次男(11歳)は、小学校へ‥

二人とも「面倒くさいなぁ‥」とか「夏休み‥あと一週間あればいいのに!」とか、ボヤいていました。

自分で身支度をしたけど、ちょっと足取りが重いような‥登校でした。

 

私は「そうだよね、面倒くさいよね〜  わかるわかる!」‥と、強く頷きながら「行ってらっしゃい!」と笑顔で送り出しました。

夏休み→新学期へと、生活リズムなどが、軌道に乗るまで‥  母子ともに‥しんどさを感じます。

 

前回の記事にも書きましたが‥

夏休み前後に10代の自殺者が増える ことや、不登校児が、年々増えているという事実  について、

母親としても、カウンセラーとしても、心がざわついてしまいます。

☆☆☆

 

先日、カウンセラー勉強会にて、このテーマで、皆でディスカッションをする機会がありました。

 

学校に行きたくない→「命を断つ」という選択肢にたどり着こうとしている子どもたちに‥

「逃げることは悪いことじゃなく、自分を守るための良いことだよ」「お母さんがダメと言っても、自分の命を守るのには、誰の許可もいらないよ」と、

子どもたちに親しみのあるキャラクターが、子どもたちに解りやすい言葉で、語りかけるようなメッセージを伝える動画を、紹介して下さったカウンセラーさんがいて、私はそのメッセージに感動しました。

一人でも多くの‥苦しい状態の「心」に、このメッセージが届くことを、願ってやみません。

☆☆☆

 

勉強会では、この話題から‥子どもたちの自殺の原因の一つにもなっている「いじめ問題」へと、話が膨らんでいきました。

 

カウンセラーとして、大変関心のある問題であり、具体的な事例や、体験談などが話され、皆さん熱が入った話し合いの場になったように思います。

 

いじめは良くないことであり、世の中の正論でいえば‥いかなる理由があろうと「いじめる側=加害者  いじめられる側=被害者」で、間違いないです。

 

しかし、カウンセラーとしては、人の行動の全てに、良い悪いと評価をつけず、加害者になった理由が必ずある‥その「心」を見落とさないこと。

いじめる側 と いじめられる側  を、ジャッジするのではなく、学校や家庭 など、取り巻く環境を含めた‥広い視野から その世界を捉えて見ること  の大切さを、忘れずにいたいです。

☆☆☆

 

カウンセラー勉強会は「エンカウンター」の方法を取り入れています。

エンカウンターは、いわゆる「討論」の場ではなく、どんな意見も「受容的に聴く」お互いに「聴き合う」場です。

ここには「良い悪い」という評価は存在しません。

 

そして、話しを聴いていて、自分と違うと思ったら「違う」と感じている自分は「何故違う」と感じたかを自分自身に問いて‥     後でそれぞれ‥自分との対話に繋げていきます。

 

話し手は、自分の気持ちを相手に伝えるために‥自分の言葉や表現力を駆使して、話します。

そこには「解ってほしい」という気持ちが働き、より深く解ってもらうためには‥と、自分で自分の表現力と、向き合うことになります。

 

聴き手は「解ろう」という気持ちで、話に集中して聴いています。

質問が浮かんだり、自分もそうだと強く共感したり‥自分の番が来たら、今の話題から繋げて、これを話そう‥など、聴きながら‥ 頭の中では色々なことが起こっています。

 

質問は自由です。

何故その質問がしたくなったか?

質問されて、どう感じどう答えるか?で‥新たな自己発見があったり‥

話し手 としても、聴き手 としても‥  様々な「自分の気持ち」に出会います。

 

エンカウンターは「聴き合う‥ことによる自己発見」が出来る場だと思います。

私は、カウンセラー仲間同士、毎回色々な話しを「聴き合う」ことにより、心が近くなれる‥そんな時間が過ごせていると思っています。

 

新学期問題→いじめ問題→今の時代の教育問題

エンカウンターの、受容的空間の中で、話題が自然と広がっていき、大変勉強になりました。

☆☆☆

 

さて、我が家の長男、次男に、話を戻します。

 

今年の夏休み‥二人とも大量の宿題が出ていました。

長男は計画的に進め、8月前半には殆ど終わっていましたが、

次男は、8月後半のところで‥まだ  三分の一の量が、残っている状態でした。

 

私は、二人を比べて次男を叱ることはしませんが、親としては「宿題をやる」が正しくて「宿題をやらない」は良くない  と思っていました。

「計画的にやる長男」と「沢山残っている次男 」に対して、評価の気持ちを持ってしまうことが、正直なところです。

 

次男は「仕方ないからやる」と決め、‥どうにかこうにか‥8月29日に全ての宿題が終了しました。

 

しかし、私の中には、今でもモヤモヤした気持ちが残っています。

強制的にやらせて‥やった勉強は身につかず、意味はありません。嫌な記憶が残るだけです。

 

次男のクラスの担任は「新学期に宿題が終わっていないと‥毎日毎日‥昼休みを潰し、終わるまでせる」という罰を与えると、子どもたちに、強く話していました。

計画的にやらず、8月下旬に焦る子どもたちの中の殆どが「やる」を、選択する理由は罰が嫌だからです。次男もその一人でした。

 

次男は「昼休みにやらされる」のが嫌だから「やる」を、選択したのです。

 

少し大げさですが‥

「泥棒したら、警察に捕まってしまうからしちゃいけないよ」という教え方と同じかもしれません。

 

私は、罰が下るからやめよう!とか、褒められるからやろう!ではなく

「何故それがいけないことなのか」「何故それをした方が良いのか」を、子どもに伝えていきたいです。

 

私は次男の宿題が終わるよう‥  頑張って!と、応援していた自分を思い出し、悔やんでいます。

「あなたの宿題なのだから‥あなたの自由だよ。どっちでもいいよ!」と、手放しで、次男を見守ってあげられていたら‥  次男は「やらない」という選択をしたかもしれません。

☆☆☆

 

「良い悪い」はなくて「どっちでもいい」ことって、実は、結構たくさんあって‥  多数派に入ることで安心を得るため、多数派が「良い」という暗黙のルールがあるように感じます。

時に、これにより、少数派の子は「皆と違う」と言われ、いじめの種になります。

 

だからといって、日常の会話では、エンカウンターのように‥「評価なく聴き合う」は、難しいことだと思いますが‥

多数派が正しく   少数派は間違っている   

多数派は良い   少数派は悪い

そうではないということを、子どもたちに伝えていきたいです。

 

十人十色でいいんだよ!

自分と違う意見から、学べることが多くある!

 

少数派の意見も行動も‥  認めていける世の中になれば、子どもたちはもっと自由になるのでは?  

そんなことを考えた私でした。

 

国や社会‥大きな組織が取り仕切る「今の教育」を、どうこうすることは無理ですが、ほんの一粒の微力でも‥自分に出来ることはないだろうか‥と、これからも何かを発信していきたい気持ちです。

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☆田中 里美☆