空色のこころ

心理カウンセラーの田中里美です☆よろしくお願いします

「いつもと同じ」じゃなくなった時にわかること

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こんにちは!

カウンセラーの 田中 里美 です。

 

今朝、起きて‥カレンダーを見た私は、思わず「あぁ、やっと木曜日だ〜」と、ため息混じりの 声を発していました。

今週は、時間の流れが、いつもよりゆっくりに感じていたのです。

記憶に新しいうちに、書き残しておこうと思います。

☆☆☆

 

私は千葉県の、ある田舎町に住んでいます。

ニュースで、ご存知かと思いますが‥

8日深夜〜明け方に、関東は台風15号の直撃を受けました。千葉県が一番被害が大きく、大規模な停電になり、12日現在で、まだ県内の約33万戸が、復旧出来ていません。

幸い我が家は、停電区域には入りませんでしたが、いつもと違う‥色々なことに出会いました。

 

☆9日(月)☆

暴風域に入ったのは、8日真夜中で‥雨風の音や雷で眠れず、不安な一夜を過ごしました。

9日の朝は嵐の後の静けさ‥  少しの風と雨が降ってるだけでした。

窓から‥我が家の庭や近所の様子を見て、愕然としました。見たことない景色が出来上がっていたのです。大量の落ち葉、折れた木の枝、木片、プラスチック片、空き缶などのゴミ‥  どれだけの強風が、これらを運んで来たのでしょうか‥?

 

裏庭に、屋根の部品のような物が落ちていることに気づき‥驚きました。

自分の家の屋根は、自分では見られません‥周囲の家の人にも、部品が落ちていた件は伝えました。

我が家のかは解らないけれど、もしもそうなら‥大変なので、修理業者に電話しましたが、予想通り‥台風のせいで、業者は混み合っていて、最短で2週間待ちでした。でも‥贅沢言える状況じゃないので、とにかく予約しました。

雨漏りはしていないし、とりあえず‥業者を待つしかありません。

 

小学校も中学校も、10時登校となりました。

次男の小学校から「午後から停電と断水になりました。」と、一斉メールが流れました。

給食を作った後だったこともあり、早下校にはならず‥通常通り、6時間授業となりました。

エアコンも、扇風機もつかない、水が出ない学校で‥35℃の炎天下の中、子どもたちは、台風の後の校庭の掃除をしたそうです。

 

帰ってきた次男から、この話を聞いて‥私は「先生たち、無理させるなぁ、熱中症にならなくて良かった〜」と思ったのが、正直な気持ちでした。

 

でも、次男の表情は、イキイキとしていたのです。

給食は食べられたけど、配膳の仕方がいつもと違うやり方だったり、渋滞で牛乳が届かなかったこと。

断水だから、手持ちの水筒が頼りだったこと。

でも、水筒が空になっても‥  学校には、ポンプで組み上げた水があり、それを皆で分けあうように水筒に入れたこと。

台風で校庭に色々な物が飛んできて、散らかっていたので、授業を潰して‥暑い中、皆で頑張ってそれを片付けたこと。

もしもの時の食糧は、災害用非常食として、レトルトのアルファ米などが、倉庫にあることも、教わったこと。

 

台風被害により「いつもと違う日常」を、体験したことを、私に興奮気味に話す次男から、大変な中でも「一日」を、大切に過ごし、学びがあったのだということが、伝わってきました。

☆☆☆

 

☆10日(火)☆

次男の小学校は、停電・断水の復旧が、目処立たない状況につき休校。

私はハウスクリーニングの仕事で、社員寮清掃の日だったため、渋滞を予想し、少し早めに出かけて行きました。

信号機があちこちストップしていて‥  予想を超える大渋滞が起きていました。

 

渋滞で、10分遅刻してしまい、まずお詫びをしなきゃと‥  急いで車を降りると‥   

水浸しのエントランス、電気のない薄暗い部屋、事務所には人気がなく‥皆、台風の後片付けをしていました。社員寮は、停電していたのです。

 

「停電=掃除機が使えない」この状況で、いつもの掃除メニューをこなすのは、厳しいです。

でも「自分の出来ること」をやろう!!  と、思い直しました。

いつもと同じ  じゃない‥こんな日は、いつもと同じメニュー通り‥じゃなくてもいいや!

掃除機が使えなくても‥フローリングは、モップがけをし、更に乾拭き雑巾がけをするなど‥やり方を変えればいいのです。

真っ暗でよく見えない部屋は、拭き掃除のみにして、いつものメニュー内容を、やらなくてもいいことにしました。

それよりも‥水浸しのエントランスの水分を取ったり、外周りの落ち葉集めの方が、今は必要だな‥と思ったのです。

いつもの数倍疲れたけれど、いつもの数倍の充実感を感じた私でした。

☆☆☆

 

☆11日(水)☆

次男の小学校は、まだ復旧されず休校。

自衛隊が来て、給水活動をしてるとか、市のコミュニティセンターは、避難所になり‥多くの人が泊まっているなどの情報が、耳に入って来ます。

 

この日の仕事は、会社の事業所と、マンション共有スペースの掃除でした。

場所が少し遠いのですが、渋滞だし、信号機あちこち停止しているので、運転が怖かったです。

 

マンションは、エントランスのガラス扉が割れて、応急処置はしてありましたが、破片が散らかっていました。

マンションの住人の方は、歩きにくいだろうと思います。

「私の現場を、綺麗に安全にしたい!」と思い、大変でも頑張ろう!と思いました。

 

事業所も停電で、掃除機なし!冷房なしの中、汗だくになりなから‥  「私に出来ること」を、やりました。

ハウスクリーニングの仕事で、汗だくになっても‥私は家に帰れば、シャワーも、冷房もある。なんて有難いことだろう!!

☆☆☆

 

☆12日(木)☆

小学校の停電と断水が、復旧し、やっと今日から次男は、登校していきました。

市内のライフライン復旧も、ゆっくりですが進んでいるようだと、聞きました。

 

止まっていた信号機が点灯し始め、少しずつ‥日常を取り戻しているのを感じます。

それでも‥まだ避難所生活をしている方や、老人ホームや病院の停電で、深刻な事態だというニュースを耳にします。

とにかく早い復旧を祈るばかりです。

☆☆☆

 

この4日間で、私は‥3・11を思い出す光景をいくつか見ました。

 

信号機停止による渋滞により、運転が殺気立っているドライバーが多く見られたこと。

事故多発で、パトカー、救急車のサイレンの音が頻繁に聞こえたこと。

停電により、コインランドリー入り口に、2時間待ちの札あり。

停電していないガソリンスタンドは、車の行列。

スーパーやコンビニの‥お弁当やお握りなど、棚が空っぽで、惣菜なども品薄状態。

品薄状態のスーパーで、買い占めをする人。

 

急ぐ運転や、買い占めなど、殺気立っている人の様子を見ていると‥何か、大切なものが忘れられているような気がしてしまい、私は、見ていて‥  怖さを感じました。

☆☆☆

 

でも「いつもと同じ」じゃなくなる‥って、凄く不安だし、ストレスを感じますよね?

 

いつもと同じ‥スケジュール

いつもと同じ‥仕事

いつもと同じ‥街の様子

いつもと同じ‥行動

 

人は「いつもと同じ」だと安心し、そうじゃなくなると、焦ったり、イライラするのだと思います。

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特にそれが‥「ライフライン」だとしたら、尚更です。スイッチを入れたら‥電気がつく!それが当たり前のこと  に、なっている私たちです。

そのスイッチがつかないのです。

スーパーの棚に「いつものパン」も、ありません。

当たり前 と思わず、感謝しよう‥と、どんなに思っていても、無いと苦しいことに、かわりないのです。

 

殺気立つ人の様子を見て‥怖いな‥と、感じた私は「自分の家は停電していない」ということを思い、ハッとしました。

 

殺気立つ人  には、そうなる理由があります。

それは、私にはわからないものです。

もしも、ライフラインの復旧の目処がわからず‥苦しい状況の人だとしたら‥

エアコンのきいた安全な場所から「あんなに焦ってる」と‥  私より苦しい人を、見下ろしているのと同じです。

 

「いつもと同じ」じゃ、なくなった時こそ、どんな心で過ごすか‥ が大切です。

「自分の出来ることを一生懸命にやろう」という学びもあったけど、「傲慢な自分」にも気付いてしまい、自分を戒めた私でした。

 

私は「いつもと同じじゃない」この4日間から、たくさんのことを学んだような気がします。

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☆田中 里美☆