空色のこころ

心理カウンセラーの田中里美です☆よろしくお願いします

ざわついた心と向き合う⑧「優しい人になりたい」

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こんにちは!

カウンセラーの 田中里美 です。

 

 

皆さんは「本当の優しさとは?」‥と、問われたら‥何て答えますか?

 

 

 

私は子どもの頃から、世話好きな性格でした。

小さい子の面倒を見たり、祖父の介護を手伝ったり‥  祖母が入院すればお見舞いに行ったり‥困っている人がいたら助けようとしました。

頼まれなくても、自分から人のために行動する子でした。

 

人の役に立つことに、喜びを感じていたのです。

 

周りの人には「優しいね」と、よく言われました。

だから、自惚れでもなく、自然と‥自分の性格特性として「私は優しい」と、思っていました。

 

 

☆田中里美・性格特性☆

真面目・几帳面・根性がある・努力家・頑固

優しくて世話好き‥  時に行き過ぎるとお節介

 

自分の性格特性として、このように自己理解していました。

 

 

でも‥心理学を学んでから、ここに、ざわつきを感じることがありました。

 

本当にそうかな?

私は‥優しい人だろうか‥?

 

果たして、自分で自分を「優しい」と、自信を持って言ってもいいのでしょうか?

本当に優しい人は「私は優しい」と、思わないような気もします。

 

大切なことだと思ったので、自己分析してみました。

☆☆☆

 

行動には、必ず意図があります。

意図=心 です。

 

人から、優しいね‥と言われる行動の意図を振り返ってみると、私には2種類の意図(心)があることに気づきました。

 

 

①自分がしたくて行動している。

困っている人がいたから助けた。

私に出来ることは何でもやり、役に立ちたい。

 

②人に認められたくて行動している。

相手に感謝されるのが嬉しい。

優しいね‥って、承認されると気分が良い。

 

行動は同じだとしても、

①と②とでは、意図(心)が違うものです。

 

①は、ただ純粋に‥自分のしたいことをしている。

②は、心のどこかで、承認が欲しい気持ちがある。

 

全てが①ならば‥  きっと心はざわつきません。

しかし、②の心が皆無な人は、居ないだろうと思います。

 

 

②「自分が認められたくて行動した優しさ」は、相手のためではなく「自分のため」です。

承認‥という見返りを求めています。

無条件ではなく、条件ありきなので「見返り」が得られないと‥不満を持ちます。

 

「〜やってあげたのになぁ‥」

 

満足出来る承認が無いと‥

このように不満があり、心がざわつくのです。

☆☆☆

 

そんな時は、自分と向き合ってみます。

 

これって、頼まれてやったことだったっけ?

頼まれたわけじゃなく、大変そうだな‥と思ったら、気づいたら行動していたのよね。

こんなふうに‥自発的な行動だったと意識化します。

 

頼まれてやった場合‥

 ↓

私は○○さんに、頼まれた。

でも、断る選択肢もあったはずなのに‥断らなかったのは自分である。

 ↓

どうして、断らなかったの?

 ↓

やってあげたいと思ったから!

 ↓

‥なら、どうして心はざわつくの?

 ↓

断る選択肢を選びたくなかったから‥

「良い人」と思われたい‥そんな「八方美人」な自分もいたんだろうな‥

 ↓

そして、相手からの感謝の言葉などが無いから、承認不足を感じ、心ざわついている。

 ↓

これでは「本当の優しさ」とは言い難いな‥

 

 

これは 日常の中で、誰でもあることです。

良い、悪いではなく‥そうなっている‥という事実のみ、意識に上がればいいと思います。

無自覚のままなのと、行動を選択したのは自分だと、自覚しているのとでは、大きく違うので!

☆☆☆

 

純粋に、自分が行動したくてしたならば‥

承認が無くても、元々損得感情が無いため、不満は出てきません。

「役に立てて良かったな‥」‥という清々しい気持ちが、心を豊かにしてくれることでしょう。

 

清々しい心=本物の優しさ

 

私は、そんなふうに思います。

 

 

「〜やってあげたのに‥」と、思ってしまいそうなことは、最初からやらないとか、頼まれても断る選択肢もあっていいのです。

どんな行動も、そこには意図があり、意図により‥自己選択しているのですから‥

☆☆☆

 

私は昔は、人のために出来ることは、何でもやっていたし、引き受けていましたが、後から苦しくなっていたこともあったのだと、思い出しました。

きっと‥相手との距離や、心にくる負担のバランス‥上手く出来ていなかったのだと思います。

 

援助行動は、双方に心の負担がないようにすることが大切です。

‥それが、より良い人間関係の距離でもあり「相手も自分も大切にすること」に繋がります。

 

もしも自分が、助けてもらう立場のとき、相手から「〜やってあげたのに!」と、後で聞かされたら‥  だったら断って欲しかったな‥と、私なら‥思いますから!

 

 

やっぱり、私は‥人に生かされています。人付き合いが好きです。

人の役に立てることは、やはり‥喜びなのです。

 

清々しさ=本当の優しさ

 

こうありたい!

でも、これこそ‥自分の中の無意識が行っているものです。

 

意識化しようとした時点で‥「優しさ認定」を求めていることになるため、純粋ではなくなります。

もちろん「承認や感謝」を、嬉しく感じる心があることは、自然なことですが‥

 

 

「優しさ認定」を求めない、本当に優しい人になれたらいいな‥

 

冒頭に書いた「性格特性」の、

「優しくて世話好き」を消して‥「優しい人になりたい」‥と、書き直そうかな‥

 

この自己分析から、こんなことを考えた私でした。

☆田中里美☆

 

《 今日の空色 》一体、梅雨明けはいつになるのでしょうね。コロナ第二派も怖いけど‥  必要以上に心が持っていかれないようにしたいものです。雨上がりの空に、希望の光を感じ‥季節がちゃんと動いていることに気がつきます。それは‥優しい光です。

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