空色のこころ

心理カウンセラーの田中里美です☆よろしくお願いします

虐待の連鎖と母親の孤独感‥の出口は?

f:id:satomi-tanaka:20201204220851j:image

こんにちは!

カウンセラーの 田中里美 です。

 

今回は「虐待」が、テーマで‥

映画紹介と、私の考察など‥お話をしたいと思います。

 

内容が重いため、人によっては、心がしんどくなるかもしれないこと‥  最初にお伝えしておきます。

 

このテーマが苦手な方は‥

これ以降‥  閲読注意でお願いします。

 

 

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 

f:id:satomi-tanaka:20201204201548j:image

《 映画紹介 ① 》「子宮に沈める

2010年に発生した「大阪2児置き去り事件」

大阪市西区のマンションで2児(3歳女児と1歳9ヶ月男児)を、母親が育児放棄し、餓死した事件を元に作られた作品です。

 

見ていて辛く‥苦しい内容です。

私は途中、涙が出て‥リタイアしそうになりましたが、休憩を入れ、最後まで観ました。

 

*以降‥ ネタバレ注意*

 

痛々しいくらい一生懸命な母親が、二人の子どものために‥と、育児を頑張っている様子から始まります。

明日はピクニックに行こうと‥娘とてるてる坊主を吊るしたけど、雨が降ってしまう。

それでも‥  豪華なお弁当を手作りし、部屋の中にレジャーシートを敷いて‥ピクニックごっこを楽しむ3人。

微笑ましい風景の中に、頑張り過ぎな母親の孤独感が‥読み取れる空気が伝わってきます。

 

 

段々と、母親を取り巻く背景の苦しさが明かされていきます。

追い詰められ、変わっていく母親の心の荒み‥  マンションの一室で、二人の子どもと母親の‥「3人の世界」の息苦しさが伝わってきます。

そして、ついに‥「母親」は「女性」の自分が抑えられなくなり‥子どもを置き去りにし、家出してしまいます。

 

 

母親が居なくなり「2人の世界」になった‥  3歳の姉と、1歳の弟‥  は、どうするのか?

 

当然‥演じる子役も幼い二人ですから、子役の心理負担を考慮してか‥  直接的・衝撃的な描写はあまりなく‥でも、状況がしっかりと伝わってきます。

 

視聴者は、二人の様子を‥まるで覗き穴から観ているような‥不思議な感覚に陥ります。

二人の様子や、荒れていく部屋の状態が、時間経過を教えてくれます。

 

この先は、文字にして残すことが、私には難しいため、ここまでです。 

 

観てみようかなと感じた方は、心理的に余裕がある時をおすすめします。

 

 

f:id:satomi-tanaka:20201204205851j:image

《 映画紹介 ②》「きみはいい子」

こちらも同じく2010年の「大阪2児置き去り事件」がきっかけで作られた‥  虐待がテーマの作品です。

 

*以降  ネタバレ注意*

 

小学校教師と虐待児童・学級崩壊

虐待する母親目線で描かれた‥ママ友との交流

孤独な認知症の女性と発達障害児の触れ合い

 

三つのストーリーが、同時進行で語られるスタイルで‥短編映画を三つ観ている感覚になります。

 

虐待する側に焦点を当て‥  母親の心の傷の存在を伝えています。

この傷に、気づいてくれ、解ろうとする人の存在が、どれだけ救いになるか‥伝わってきます。

 

この映画は、ただただ‥辛く苦しい内容ではなく、

辛さから抜け出す道はあるよ。一人じゃない!必ず味方がいる‥ということを伝えてくれる作品です。

 

虐待シーンは、観ていて辛かったですが‥  私は、この映画を、最後まで観て良かったと思いました。

☆☆☆

 

「大阪二児置き去り事件」は、自身も虐待されて育った母親に「虐待の連鎖」が起きて、ネグレクトにより餓死させてしまうという‥悲しい事件でした。

 

実際に起きた事件から‥  このような問題提起作品が生まれることは、珍しくありません。

 

辛いし重いし、救いがないかもしれないけれど‥

心が痛くなり、正直、観るのをやめたくなったりしたけれど‥

こういうことが‥  実際に起きているのです!

カウンセラーとしては、現実から目を背けず、まずは知ろうと思います。

 

 

コロナ禍の、この一年‥

私は、虐待やDVの件数が、増えているというニュースを何度か観ました。

 

コロナ禍を、幼いお子様と過ごす‥お母さんの大変さは、いかばかりか‥と、思います。

公園にも行けないし、ママ友との交流も希薄だったことでしょう。

どんなに可愛い我が子でも、母親は、24時間母親で‥休みがないです。

 

更に、この問題は‥

加害者が、もと被害者であることが、圧倒的に多いのです。

被害者の痛みを知っている人間は、加害者になる前に、解ってくれる人との出会いに救われるかもしれません。

 

心が重く‥一人じゃ持ちきれなくなりそうな時は、その重さを共有する相手が必要です。

 

カウンセラーの存在意義、改めて感じた私でした。

☆田中里美☆

 

《 今日の空色 》家族って何だろう。母親って、父親って‥何だろう? 一つハッキリしていることは‥子どもは守られる権利があり、両親は守る義務がある。だけど‥守りきれる力が足りないと感じたら、助けを呼んでいいって‥  全てのお母さんに伝えたい。

f:id:satomi-tanaka:20201204223220j:image

 

*田中里美・カウンセリングご案内*

https://www.uraraka-soudan.com/listing/position/8

f:id:satomi-tanaka:20201204223619j:image