空色のこころ

心理カウンセラーの田中里美です☆よろしくお願いします

禁止したら‥解決でしょうか?

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こんにちは!

カウンセラーの 田中里美 です。

 

皆さんは‥  子どもの頃に、あだ名で呼ばれたことはありますか?

私はあります!

 

 

少し前のニュースですが‥

 

小学校で「あだ名を禁止する校則」が広がりを見せていて、賛否に分かれているそうです。

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「あだ名」から、いじめに繋がる事例がある。‥という理由からのようです。

 

実際に、次男の小学校では、数年前から‥禁止されています。

苗字・名前 どちらかで呼び合い、呼び捨てはいいけどあだ名は禁止です。

 

でも、果たして‥  あだ名を禁止したら、いじめは無くなるのでしょうか?

 

私は、あだ名には、友達と「心」が近くなれる‥そんな効果もあると思うので、禁止してしまうことは、残念だな‥と感じます。

☆☆☆

 

私が小学校6年生の頃のクラスでは、あだ名がとびかっていました。

 

当時のクラスメイト、何人か‥ご紹介します。

   ↓↓

①苗字を文字ったあだ名

松本 →  松ちゃん

塚野 →  塚ピー

坂本 →  さかもっちゃん

 

②身体的特徴からついたあだ名

体毛が濃い男子 → ヒゲっち

身体が大きい女子 → エル

目が大きい女子 → デメりん

 

懐かしいなぁ〜☆

あだ名と共に‥顔も思い出せます。

 

②の方は、酷い‥と感じる方もいるかもしれないですね?

でも、このあだ名は、いじめには繋がりませんでした。みんなが親しみを込めて呼んでいたし、本人も受け入れていたようでした。

 

最初は、苗字に「さん付け」や「君付け」‥だったのが、あだ名で呼ばれた時、友達をあだ名で呼べた時‥「今までより、もっと仲良くなれた」そんな気持ちになったものです。

☆☆☆

 

小学生時代、私は、何をやっても‥パッとしなくて、運動神経が悪く、勉強もイマイチでした。

 

体育の授業で、里美はトロいから‥「トロ子」と呼ぶ男子がいました。

 

 

でも、私にも‥少し得意なことがありました。

 

ピアノが弾けたので‥  合唱の伴奏者をやったり、歌を歌うことも好きでした。

絵を描くことや、作文など‥何かを創り出すことが好きでした。

そんな私を見て‥ 「里美ちゃんは芸術家だね!」と、言ってくれた友達がいました。

 

そして、音楽の授業では、高音が綺麗だから‥と「うぐいす嬢」と、名づけてくれた女子がいたのです。

 

 

あだ名はだんだんに‥皆に広がっていきました。

 

里美ちゃん・トロ子・うぐいす嬢

 

今聞くと、まるで‥あの頃のクラスメイトが、あの頃の私を、紹介してくれているように感じます。

当時は嫌だった「トロ子」にも‥ 愛着を感じるから不思議です。(笑)

☆☆☆

 

トロ子 と呼ばれた時、当時の私は‥嫌でした。

憂鬱な体育の時間が、更に憂鬱になりました。

 

上にあげた‥  ヒゲっち・エル・デメりん も、

コンプレックスかもしれない‥身体特性を、あだ名にしています。

いくら親しみを込めて呼んでいたとしても、本人が受け入れているように見えても‥

本当は「嫌だな」と感じていたかもしれないです。

 

でも、嫌だなと感じたなら、どうするか‥考えるチャンスがあったんじゃないかな‥って思うのです。

 

やめてほしい‥と、伝える

嫌だけど‥まぁいいかか‥と、受け入れる

言いたければどうぞ‥と気にしない

嫌だから‥呼ばれても返事しない

親や先生に相談する

 

‥など、選択肢はたくさんあります。

 

 

呼ばれて‥嬉しい「あだ名」と、嫌な気持ちになる「あだ名」とがあるわけです。

嫌な気持ちになったら‥どうするか、子どもは考えることでしょう。

☆☆☆

 

私は、いじめられたことがあります。

トロ子より、もっと酷い‥思い出したくないようなあだ名で呼ばれたこともあります。

高校時代には、ハブられて「独りぼっち」も経験しました。

 

いじめにあい、酷いあだ名をつけられ‥トラウマになった方の話を聞くと、胸が痛みます。

私は、いじめは絶対に肯定しません!

 

だけど‥あだ名を禁止しても、いじめは無くならないと思います。

 

「いじめの種」に、なりそうだからと、全てを禁止することは、子どもたちの経験値を奪うことになる‥

子どもたちに自分で考え、自分で選択し、自分で行動する力をつけてあげたい」という思いは、いつの時代にも、共通して持っていたいと‥  私は思うのです。

 

転んだら痛いよ‥ケガするよと、全ての障害物を取り除くことは、子どもにとって‥良いことでしょうか?

私は、小さなケガなら沢山していいと思います。

大きなケガをしないよう‥「気をつける力」を身につけられたり、ケガの経験から思いやりの心を学べることもあります。

 

子ども達の世界は、子ども達同士で‥心の学びをする場なのです。

 

問題になりそうなものだからと‥先回りし「禁止」することは、子ども達の心の学びの機会を、取り上げてしまうことじゃないだろうか‥?‥と、

子を持つ母親としても、元保育士としても、心理カウンセラーとしても‥首を傾げてしまう私でした。

☆田中里美☆

 

《 今日の空色 》ドッチボール大会「トロ子と同じチームかよ〜」と、私に聞こえるように言ってきた男子がいた。悲しくて涙ぐんでる私を見て「トロ子だって頑張ってるんだから、やめろよ!」と言ってくれた男子もいた。トロいけど‥必死だったし、トロいから出来た‥経験が沢山ある。だから、私は「トロ子」だった自分‥嫌いじゃないんだ☆

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*田中里美・カウンセリングご案内*

https://www.uraraka-soudan.com/listing/position/8

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