空色のこころ

心理カウンセラーの田中里美です☆よろしくお願いします

「ボランティアに参加する心」について思うこと

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こんにちは!

カウンセラーの 田中里美 です。

 

最近観た‥ドラマなのですが、とても考えさせられる内容だったので‥ご紹介します。

 

《 ドラマ紹介 》「そして、生きる」

全6話のドラマです。劇場版もありますが、私はドラマ版の方がおすすめです。

東日本大震災後のボランティアで出会った二人が、懸命に生きていく物語です。

 

 

*注・これ以降ネタバレあり*

 

 

 

☆生田瞳子・・・3歳の時に交通事故で両親を亡くし、理髪店を営む伯父に育てられた。夢はオーディションに合格し、女優になり、伯父に楽をさせてあげること。

 

清水清隆・・・父親が病死、母が自殺、伯母に育てられた。伯母の理想の息子にならなくてはと、エリートコースへの道を歩み始めていた。

 

同じ境遇で育った二人が‥東日本大震災後の、宮城県気仙沼市のボランティア活動に参加したことで、出会います。

気仙沼商店街の復興するまで通うことを決意し、ボランティア仲間との交流が深まっていきます。

同じ目標に向かって‥皆で力を合わせます。

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気仙沼商店街が仮設オープンを迎え、瞳子たちの活動が終わる日、瞳子と清隆もお別れの時です。

 

皆で輪になり‥お別れの集いがあり、

参加者全員が、一人ずつ‥ボランティアに参加した理由を開示し、皆に感謝の言葉を伝えます。

 

清隆は「育った境遇から、自分はいてもいなくても良い存在なのではないかと思ってきたが、ボランティアに参加したことで、自分でも人のためになれると感じることが出来た。」と、自己開示します。

 

瞳子も、清隆同様の気持ちがあり、自己満足のために参加した後ろめたさがあることを開示します。

 

2人は、ボランティアに参加することにより、自分の価値の再確認をしたかったのです。

だから‥苦しんでいる人を目の当たりにしながら、こんな気持ちで参加していることに、どこか負い目を感じていたことを皆に打ち合けました。

 

それを聞いた‥気仙沼商店街の坂本氏は「そうか、それでも、来てくれてありがとう!」と、2人に感謝の言葉を述べます。

 

2人は、自己満足のために参加した‥申し訳ない気持ちと、それでも‥最後まで、一生懸命に活動に参加したことと、坂本からの感謝の言葉に涙します。

 

これは‥物語の始まりで、ほんの序盤です。

 

この後‥地元に帰った瞳子と清隆は、再び出会い‥  遠距離恋愛が始まりますが、2人には沢山の困難が待ち受けています。

 

ここから‥ドラマは大きく動いていきます。

苦しみながらも、少しずつ‥前へ進んでいく‥そんな物語です。

ご興味あればぜひ!おすすめのドラマです。

☆☆☆

 

私はこのドラマを観て‥人の生き方、人を助けたい心、人に認められたい心‥など考えさせられました。

 

ボランティアを取り上げているドラマでは、なかなか触れないであろう‥「ボランティア精神と自己満足」という‥デリケートな部分を、取り上げていることに、深い内容であると感じました。

 

私は、困っている人・弱い立場の人を、助けようとする心理は、その人の優しさであり‥素晴らしいと思います。

 

ただ‥時に、そうすることが、自分自身のためでもあり、自分の存在価値を感じたり、承認欲求を満たすことが目的になっているかもしれません。

相手が望んでいないことまで手を出して助け‥自己満足であることに、気づいていない人もいるかもしれません。

「奉仕の精神」と「自己満足」は、紙一重かもしれないということ‥否めないです。

 

実際‥

「ボランティアなんて偽善だ」と嫌う人もいます。

弱い立場にいても「助けを嫌がる人」もいます。

 

 

私自身、これまで‥ボランティア活動に参加した経験があります。

その上で、私が思うこと‥お話します。

私は、偽善と感じる人は、別にそれでもいい!って思います。そう思う人を、批判する気持ちはありません。

 

私は‥私の出来ることをしたいだけ‥それに尽きるのです。

 

*私が参加したボランティア*

地域の活動(子ども会の運営)

募金活動 駅前ゴミ拾い運動

登下校パトロール

読み聞かせボランティア

傾聴ボランティア

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自分の時間を、より良い時間にするために‥  私は意欲的に、ボランティア活動に参加しました。

中でも「読み聞かせ」は、月に一度ですが‥6年間続けました。

自己満足や、承認欲求を満たすため‥じゃないなんて、カッコいいことは言えません。

でも、勿論‥それだけでもありません。

 

シンプルに言えば‥ 私がやりたいことに、私の時間を使う‥それだけなのです。

 

人の手が入り用な状況があり、自分には手を貸せる術があり、そのために使う時間がある。

そして‥やろうと思う心があるならば‥  私はこれからも、自分の参加が可能ならば‥参加すると思います。

☆☆☆

 

ドラマの中の2人は、震災の現場へ行き、苦しんでいる人たちを目の前にしたのですから‥  

私は、後ろめたさを感じる気持ちに共感します。

 

自分の存在価値確認・自己満足・承認欲求   

 

これは、いけないことではありません。

誰しも持っている‥当然の心です。

持っていない人‥いるのでしょうか?

 

東日本大震災の時、学生ボランティアの活動が、どれだけ助けになったことでしょう。

ドラマを観ていて、皆の前で涙しながら‥  この「後ろめたさ」を開示した若い2人に‥  私は勇気あるね‥と、伝えたい気持ちになりました。

☆☆☆

 

あと、最後になりますが‥

「仕事とボランティア」ここは‥境界を持っていたいです。 自己満足のカウンセラー では、プロとして‥残念過ぎます。しっかりと戒めておきたいです。

☆田中里美☆

 

《 今日の空色 》春は「終わりと始まり」と「別れと出会い」の季節です。希望に胸を膨らませ‥前を向いて進む人。振り向きながら‥不安そうに前を見て、一歩踏み出す人。それぞれの「歩み」があっていいと思います。でも、もし‥踏み出せずにいる人がいたなら、まず‥春が来たことを感じることから始めませんか? 

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*田中里美・カウンセリングご案内*

https://www.uraraka-soudan.com/listing/position/8

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