空色のこころ

心理カウンセラーの田中里美です☆よろしくお願いします

誰しもみんな‥バランサーなんです☆〜家族療法の基本〜

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こんにちは!

カウンセラーの 田中里美 です。

 

前回のブログにて、腱鞘炎のことを書いたら‥読者様数人から、お見舞いメッセージなど頂きました。

ありがとうございました☆

おかげさまで‥大分良くなってきました(^^)

 

さて‥

皆さまは「家族」と聞いて、どんなイメージが浮かびますか?

 

家族‥それは、多くの人にとっては‥

「自分という人間を育んできた‥自分の人間形成の基礎を作った場所」であるかと思います。

あたたかさ・安心感 ‥というプラスなイメージ

厳しさ・冷たさ・しんどさ ‥というマイナスなイメージ  ‥人それぞれだと思います。

 

 

私は以前「家族療法」について学び、資格取得もしました。ここに少し‥ご紹介します。

 

「カウンセリング」には、時々‥親が受けろと言ったから‥とか、主人に言われて‥など、クライエント様本人の意思ではなく、家族に背中を押され、申し込まれる方がいます。

 

そんな時の内容は、クライエント様ご本人よりも、家族が悩んでいることが多いと感じ‥「家族カウンセリング」が有効ではと感じたりします。また、実際にご依頼があったりします。

もちろん、状況や内容によりますが、可能ならば‥一緒に住んでいる家族全員で、カウンセリングルームに来所してもらい、カウンセラーが対応する‥これが「家族カウンセリング」です。

☆☆☆

 

《 家族療法の基本 》

①家族の中で‥誰かが問題行動を起こす。

(例えば‥父親が仕事に行かない・母親がアルコール依存・子どもの不登校や万引き・自傷 など‥)

 

②家族の中で‥誰かが心身の不調を訴える。

(例えば‥鬱病双極性障害・疼痛・適応障害 など‥主に精神的な不調 )

 

① ② 以外にも、色々あるかと思いますが、家族の誰かに問題や不調が表出し、生活に支障があるレベルまできて、家族の困り事となっているとき‥

その人だけの問題ではなく「家族の問題」と考えるのが、家族療法の基本です。

 

問題表出している人を「IP(患者)」と、捉えますが‥

IP が、表出している「問題」は、IP だけが作り出したものではなく「家族」という‥一番関係性が強く、身近な集団の中に、問題の根本があり‥

「IPの問題=家族が作り出したもの」と、捉えて‥広い視野からのカウンセリングを行うわけです。

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例えば‥「不登校のお子さん」が、IPだった場合に、まず、学校に問題があるのでは?‥と、考えがちですよね?

交友関係は? 担任教師は? いじめはないか?

確かに‥学校に問題がないとは言い切れないけれど‥

問題が見当たらないときや、具体的な原因が見えないとき‥

実は、母親が病気で「自分が家に居た方がいいと思った」など、子どもが親を守るための行動だった‥なんてこと、あったりするわけです。

 

このように‥IPが、①②のような、問題表出したのには、必ず理由があります。

「問題」だけを、どうにかするのではなく‥

「それに至る理由(心)」に、家族皆で、向き合っていくことが、大切です。

 

こう話すと、家族療法って‥「誰が悪い、誰がかわいそう、誰のせい‥と、ジャッジする場」だと誤解されそうですが、そうではありません。

 

上の例で言うと‥

IPは、母親の病気を心配し‥  今まで頑張ってきたポジションにいたのでしょう。

結果、不登校という問題となり苦しさが表出し、家族が、IPの辛さに気づく‥つまり「家族のバランスの崩れに気づき共有すること」が、最初の目標となります。

比重が重く‥苦しくなったIPは、休ませてあげましょう。 今度は他の家族が、頑張る番です。

 

何も問題がなく、カウンセリングとは無縁でも‥  家族だから言えないこととか、家族だから苦しいこととか‥誰しもあるのではないでしょうか?

 

どの「家族」もこうやって‥バランスを取り合いながら‥生活を共にしている‥みんな、一人一人が「バランサー」なのです。

 

☆☆☆

 

私自身‥  育った家族にも、結婚して作った今の家族でも‥  IP(問題表出する人)が、いる時がありました。

そんな時は、他の家族が、バランスの崩れを補い、頑張っているのを感じます。

 

私も、母を亡くした後は不安定になり、IPになっていた思いますが‥  子どもたちが、次々と忙しくしてくれ‥私を守ってくれた気がします。

 

そのバランサー役の中心になる人を「イネイブラー」と言い、不仲な家族を維持していく場面などでは、大抵‥この、イネイブラーのポジションの人が、皆の顔色を見て動き、頑張り過ぎてしまいます。

 

頑張り過ぎた‥イネイブラーは、次の「IP」になる可能性が大いにあります。

しかし‥イネイブラーの不調は、チャンスでもあります。

今までイネイブラーに頼ってきた家族が、ハッと気づいて‥しっかりしなきゃ!‥と目覚め、皆で協力し、バランスを取れるようになった!

‥なんて話が、よくあるからです。

 

もしも、家族にIPと思われる人がいるのを感じたら‥行動より心を見つめることや、家族内の問題はないかなどを考える‥ヒントにして頂けたら幸いです。

イネイブラーになっている人はいませんか?早くに気づかないと、心を壊しちゃいますよ。

 

(専門用語が多くなってしまいましたが、お許しください。)

☆☆☆

 

さて、話は冒頭に戻ります。

 

私の腱鞘炎は、右手の手首と、親指のつけ根あたりに痛みがあり‥  

箸を持つ・鉛筆で字を書く・包丁で野菜を切る 

‥などが、特に不自由です。

でも、どれもしないわけにいかないものです。

 

右手の人差し指・中指・薬指・小指・掌は、痛くないし、左手も大丈夫です。

 

こういうとき、自然と‥なるべく痛みのあるパーツを、使わず済むように‥力加減を工夫し、痛みのないパーツが、頑張って働いています。

 

箸も、鉛筆も、包丁も、不自由ながらも使えているのは、いつもの動作でも、いつもと違うパーツが頑張ってくれているから‥なんですよね。

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具合が悪い親指(IP)の代わりに、他のパーツが頑張ってる!

自分の身体も心も‥全て繋がっていて、バランスを取り合っている。

なんか「家族」みたいだな‥と、感じた私でした(笑)

 

今のところ‥人差し指が、イネイブラーになってそうなんで、IPにならないよう、上手くバランスとっていきたいです。笑

☆田中里美☆

 

《 今日の空色 》家族って‥なんだろう‥  一番近くにいるけど、心も近いとは限らない。外の世界にも所属し、社会生活を送っているから、ずっと同じ価値観ではいられない。頑張ってバランスを取り合って一緒にいてもいい、そうでなくてもいい、好きなところも、嫌なところもあっていい!だけど家族、されど家族!そんなものかなぁ‥

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*田中里美・カウンセリングご案内*

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