空色のこころ

心理カウンセラーの田中里美です☆よろしくお願いします

子ども界の景色④「心の整理行動が必要な時」

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こんにちは!

カウンセラーの 田中里美 です。

 

鬱陶しい梅雨の季節ですが、皆さま‥いかがお過ごしでしょうか?

さて、今回は‥久しぶりに「子ども界の景色」シリーズです。

 

 

少し前の話になりますが‥

私がよく行くショッピングモールには、毎年恒例で、「母の日」と「父の日」に、子どもたちが描いた‥似顔絵が張り出されています。

 

私は、子どもの絵を見るのが大好きなので‥  つい、足を止めて‥見入ってしまいます。

もう二度と大人には描けない、魅力があるんです。

 

子どもたちの心が表現した世界は、いつ見ても純粋で、素敵です。

ただ‥今年は、母の日も父の日も‥  例年と違う発見がありました。

 

それは何かというと‥

飾られている似顔絵の中に「マスク」が描かれているものが、あったのです。

 

このご時世ですから、メガネが描かれているのと同じような感覚で、マスクが描かれても、不思議ではないですよね。

 

でも、メガネの中の目は描かれても、当然、マスクの下の口は‥隠れています。

 

私は、残念に思ってしまいました。

☆☆☆

 

子どもたちは、見たまま‥感じたままを、飾らずに絵や、アートや、遊びの中に、表現します。

 

私が経験した出来事で‥こんなことがありました。

 

☆次男のこと☆

我が家の次男は、4歳の時に、高い所から転落し、頭を切ってしまい、救急車に乗ったことがあります。

整形外科にで、頭8針縫う手術がされ‥  私は生きた心地しませんでした。

術後、頭に包帯してる次男が、身体中に、針が沢山刺さっている絵を描いていたこと‥  忘れられません。

 

 

☆砂場で見た遊び☆

東日本大震災の後‥  子どもたちが「津波ごっこ」をしていることが、ニュースで取り上げられていましたが、私は実際に‥公園の砂場に水を流し「津波が来たぞー!逃げろ!」‥と、笑いながら遊ぶ子どもたちを見ました。

 

 

☆お葬式ごっこ

私の幼なじみの友達で、ペットの死を経験した後で、「お葬式ごっこ」を、している子がいました。

虫を殺して‥埋めて、お墓を作り‥お祈りするのです。

映画「禁じられた遊び」の世界ですね。

☆☆☆

 

皆さんは、これらのエピソードから、何を感じますか?

もしも、自分の子なら‥「あまりそういうことをしてほしくない」と、思うのが正直なところではないでしょうか?

 

 

☆次男が描いた‥身体中に針が刺さっている絵は、怖いし、グロテスクなもので‥  この子の心が味わった恐怖が感じられ、大丈夫かな?と、私は心配になりました。

 

津波ごっこは「ごっこ遊び」として、楽しむのには正直、不適切に感じます。

 

☆お葬式ごっこは、虫を殺してしまうわけで‥意図的に命を殺めるなんて、良くないことだと、教えなければ!‥と、思います。

 

 

でも、私は‥これらの行動に、心ざわつきながらも、否定しないようにしています。

 

これらは‥ショックを受けた出来事があり、子どもなりに、動揺した心を自分で整理して、受け入れるために‥していることなのです。

私はこれを「心の整理行動」と、勝手に名付けています。

その子にとって‥この行動をするには理由(意図)があり、必要なことなのだと思うのです。

☆☆☆

 

「心の整理行動」は、私たち大人も、無意識のうちに、違う形でしていると思います。

子どもの頃も、やっていたと思います。

 

私自身、寝たきり祖父の介護から‥亡くなるまでを身近に見て育ったので、ままごと遊びの中に「介護」や「死」が、登場していました。

 

大人になると、物事の仕組みや、成り立ちが理解されるため言語化して、心の整理が出来るようになりますが、子どもの頃は、まだ未発達なので、漠然としていたものが、何らかの形になって表現されている感覚があります。

逆に‥大人になると、見えなくなるものもあります。

「自分も、昔は‥子どもだったこと!」を、忘れていませんか?

私は‥例え、忘れてしまったとしても「思い出そうとする心」は、無くさずいたいです。

 

大人と子どもでは、ショックな出来事に対する「心の整理」のやり方も、違っていて当然です。

 

 

だから‥

「そんな針が刺さってる絵なんて、怖いから描いちゃダメ!」

津波で、多くの人が亡くなったのよ。遊びにすることじゃありません!」

‥と、いうのは「大人の価値観」です。

 

無理にやめさせたら、子どもは、ショックを受けた心を整理するどころか、悪いことをして叱られた‥と捉え、傷ついてしまいます。

 

怖い絵や、津波ごっこは、誰にも迷惑をかけていないようなら、否定せず、見守ってあげていいと思います。

子どもは‥やりたいようにやり。動揺した心を整理して、気が済めば‥いつかしなくなります。

 

*但し「心の整理行動」でも、やっていいことと、いけないことはあります。

虫を殺す「お葬式ごっこ」‥等は、故意に命を殺めることになるので、「それは、いけないことだよ」と、叱るのではなく「教え諭す」ことが大切です。

その行動の意図(心)を、理解しようとして話せば‥子どもはちゃんとやめますよ。

☆☆☆

 

さて、冒頭に戻ります。

 

おかあさん、おとうさんの似顔絵に、マスクを描いた子どもたちがいたこと。

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顔が半分隠れてしまい、残念だな‥

似顔絵くらい、マスク外した顔にしたらいいのになぁ‥

‥というのは、私の勝手な価値観です。

 

その絵を描いた子は、このコロナ禍で、マスクをしている日常を、「当たり前」だと受け入れて‥

メガネや、アクセサリーのように、自然なこととして描いたのかもしれません。

 

または、もしかしたら‥マスクを窮屈に感じているからこそ、絵に表現することで、「心の整理行動」をしたのかもしれません。

 

どちらも‥幼児期ならではの、純真な「無意識」が、このような表現をした‥ということです。

 

子どもにとっては、マスクしてても、してなくても‥  大好きなお母さん、お父さんに変わりなく‥似顔絵を描いているのでしょうと、思います。

 

大人は頭がかたいので‥  ちょっと変わった行動に対して、過剰に反応してしまいます。

子どもの素直さを、肯定的に見てあげられるように、気をつけたいですね。

☆田中里美☆

 

《 今日の空色 》コロナ感染拡大と、ワクチンと、五輪のニュースに「withコロナ」に慣れたつもりでも、心ざわつく自分がいます。子どもたちは今、コロナ禍をどう感じ、どう過ごしているのでしょう。窮屈な世の中を、更に窮屈にしないためにも‥心を解放しましょう☆  梅雨空の運転は視界が悪いけど‥前のトラックの背面の言葉から、少し元気もらった私でした。

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